2005年 09月 17日
玉川学園の町の歴史は、昭和4年、小原国芳氏による玉川学園の創設と同時に行った宅地開発から始まる。彼はこの宅地の開発にあたって購入した敷地30万坪のうち10万坪を学校用地、20万坪を住宅用地とし、住宅地の計画のなかで、道路に面する敷地は隅きりを行う、低い生け垣とする、石垣を使わない、門を構えないことなどを基本方針として一区画500坪(教育関係者用には200坪)として宅地開発をおこない宅地内の道は人が快適に歩けるよう緩い勾配とし、この丘陵地帯の地形を活かしたまちづくりをおこなった。同時に「丘の会」という小原氏を中心とした会を結成し、道作りや桜などの樹木の植樹活動も行っている(そのための費用は今でいう地域ファンド的性格の資金を会の事業で捻出していた)。このように小原氏が指導した玉川学園のまちの風景がこの地域の原風景になっていると思う。(現在みられる駅前の桜並木などはその当時植えられたもの) 下の写真は5丁目付近住宅街-当時の雰囲気がわずかに残っている。(投稿-清瀬)
by tamagawa_asu
| 2005-09-17 09:28
| まちの今昔
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