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2006年 06月 03日
まちづくりの会-駅周辺部会による成城学園見学記
駅周辺部会は7名の参加者を得て5月25日成城学園ウォッチングを行いました。
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成城6丁目から4丁目を、ウォッチングしてみて、印象に残ったことを報告します。
成城学園前駅、北口商店街通りの各照明ポールには、「憩いの商店街」という 旗印がひらめいていました。成城学園構内には、学生が通学で乗ってきた自転車の置き場がフエンスで囲まれ管理されており好感が持てました。道路は、碁盤の目に計画され、交差点でどの方向を見ても桜並木が目につきます。この桜並木は、「世田谷百景」に選定されており、世田谷区の説明看板がありました。
サクラの大木のほかに、クスノキ、ケヤキ、アカマツ、クロマツ、イチョウ、ヒマラヤスギ、プラタナスそれぞれの大木が、住宅地のなかに点在していて、その中には、世田谷区が「保存樹木」に指定して、樹名版を取り付け、さらに保存樹木とわかる説明看板を建てて、歩行者にわかるようにPRしています。
何しろ、緑、みどり、ミドリの“まち”に思えました。そして庭の雑草も除草することなく、手入れされ緑の一部になっていました。
車道は、一方交通の道が多く、どの道にも幅員が充分な歩道部が確保され、車道部と歩道部が同一平面で高低差をつけず、境は区画線で標示され、ガードレール、ガードロープ、それにかわる支柱などは、見当たらなく、整備され、歩行者や車椅子に対して優しさを感じました。
民家の敷地面積は、目算で200坪から300坪くらいで、建物は、1階建てか2階建てに統一され、3階建てを確認したのは、散策のなかで2件だけでした。マンションでさえも2階建てで、それ以上のものは見つけられなかった。ひとつ、ひとつの建物の外壁は、誇張することのない色で、押さえ気味で落ち着きのあるものと感じました。

住宅地のなかには、「震災井戸水提供の家」と書かれた世田谷区の看板があり、災害時に利用できるように配慮されていました。成城学園前駅に隣接するオダキューOXが、「OX無料送迎バス」と書いたマイクロバスを駅中心に運行していて、まちの人が利用しています。
(投稿 駅周辺部会原稿を元にskiyoが編集投稿しました)




参考 
 世田谷区について
 世田谷区は、東京都区部西側の大きな区で、高級住宅地が多いと言われています。
 また、地区まちづくりの支援に重点をおいた出張所が20ヶ所あり、「まちづくり」に 於ては、有数の先進行政区です。

1932年世田谷区設置
人口:829,624人(23区中1位)  面積:5,808平方km(23区中2位)
人口密度:14,284人/ 1平方km当り(23区中13位)
成城学園前駅一日乗降客数79,000人
北口: 北口商店振興組合加盟店 180軒  成城通り商店親和会加盟店 20軒
南口: 南口商店会加盟店 100軒
近年、加盟店が減りつつあるとのことでした。
成城学園の桜並木 樹齢80年くらい、新しいものもある(世田谷百景)。
北口     南口
12通り 、  8通り       サクラ 、合計350本
古木が多いため、腹巻をして、傷や害虫を防いでいる。
そのほか
クスノキ、ケヤキ、アカマツ、クロマツ、イチョウ、ヒマラヤスギ、プラタナス
それぞれが、古木とよばれる大木が数多く、道路に、宅地にそれぞれ残されている。
そのうち世田谷区が選んだ「保存樹木」は、200本である。

「震災井戸水提供の家」は、主として南口に6軒、北口に数軒ある。
まちづくりのルール いくつかの事例-2(成城学園)も参考にしてください。

by tamagawa_asu | 2006-06-03 15:07 | 地区計画グループ


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